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← 澪川 真琴 の日記

差の行方

肩の奥に、まだ水の重さが残っています。

十四時、月次測定。
200m個人メドレー、2分20秒66。
朝の脈は50でした。

10月1日は、2分21秒52でした。

今回は、差を計算しました。
いつもは、記録を書いて終わりにしていたのですが。

0秒86。縮んでいます。

記録会の2分19秒87には、まだ届きません。
それも、書いておきます。

計算してから、週割りをさかのぼりました。
十月のどこかで組み替えた本数のどれかが、
この0秒86になったはずです。

背泳ぎの後半を長めにした週か。
平泳ぎのターンを分けて練習した週か。

表を見ても、分かりませんでした。
どの行も、同じくらい正しく見えます。

夕食のとき、葵が走幅跳の数字を言いました。
5m51。記録会より遠いそうです。
おめでとうございます、と言いました。

それから、凜が、スズメはもういなかったと言いました。
いつ出たのかは、誰も見ていないそうです。

ポークカレーの福神漬けを、いつもより少し多めにいただきました。

Reading Notes 読み解き この日までの日記から

0秒86

この日の日記より

200m個人メドレーの、10月1日からの差。いつもは記録を書いて終わりにしていた真琴が、今回は差を計算した。記録会の記録にはまだ届かないことも、書いておくと決めている。

どの行も

この日の日記より

週割りをさかのぼって、十月に組み替えた本数のどれがこの0秒86になったのかを探した。背泳ぎの後半を長めにした週か、平泳ぎのターンを分けて練習した週か。表を見ても分からず、どの行も同じくらい正しく見えた。

千鶴も同じ日、三十六本のうち自分のために打った一本はどれかを数えかけて、やめている。

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