夜明け前のリンクは、天井のほうが、いちばん暗い。
16周。
自分のために縫ったことは、一度もなかったと思います。
定規が、机の上でかたんと鳴りました。
10本。
客席の、いちばん前の列。
「ルナっぴ、きょうは走らないの?」
二十一時すぎ。
図書塔の窓に、通り雨の筋が流れていました。
鉛筆。
指の先まで、冷えてた。
十四時。
提出用紙。
肩の奥に、まだ水の重さが残っています。
ざくっ。
「鳥のためよ。あんたたちに見せるためじゃないわよ」
出口の前には、人は立たないほうがいい。
「いっしょだね」
「で、あんたは何やるのよ」
指先に、まだ封筒の角の感じが残ってる。
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