紙が二枚
机の前に、紙が一枚。
きのうの夜から貼ってある
順番決めの紙に、
今夜、ぜんぶ順番が入った。
明日の葵は、100mで始めて、
1500mでしめる。
間には、跳ぶのと投げるのを
交互にはさんだ。
同じ動きがつづくと、
体が飽きちゃう気がしたから。
十種競技はね、
体のいろんなとこを
順番に使う競技なの。
だから順番は、献立と同じ。
……って考えてたら
お腹が鳴りました。安定。
夜ごはんは焼き鮭と、とろろご飯。
そして食堂の入り口に、
新しい貼り紙が出てた。
金曜、テラスで月見をやるらしい。
読んだ瞬間、葵の頭に
浮かんだのは満月じゃなくて
お団子でした。
十五夜だから、十五個?
それとも、ひとり十五個?
ぜんぜん違う話だよ、これ。
あした記録会が終わったら、
食堂の人に聞きに行く。
団子の数は、確認が必要です。