2026 . 9 . 23
拍手の聞こえた投げ
十種目って、多いなあ。
十種目って、多いなあ。
机の前に、紙が一枚。
10本、10本、また10本。
桟橋の柱に、 船をつなぐ太いロープが 巻きつけてありました。
「きょう、雲ひとつないですね」
どすん、って音がしました。
十六時をすぎたころ、 空に薄い雲が広がってきました。
十種目あるって、 あらためて数えてみたら十でした。
手のひらが、ぬるっとしました。
朝のトラックに、 影がまだ長く伸びていました。
のどが痛い。
十六時ちょうど、浜に下りた。
朝の外周路は、小雨のあとで アスファルトがまだ黒かった。
「きょう、メジャー出さないの?」
坂は、たぶん200歩くらい。
ないしょなんだけど、 きょう、走る道をこっそり変えた。
やりのグリップのテープが、 夏のあいだに少しめくれてた。
日曜日の外周路は、 せみの声がまばらで、 波の音がよく聞こえた。
5歩、6歩、7歩。
砲丸って、見た目より ずっと冷たいの。