0.15秒と、猫と、ふあふあ
海岸線でルナちゃんつかまえて、進入速度の話、聞けた。今日は0.15秒こっちに寄せた、って数字で返ってきた。0.15秒って、口の中で言ってみると、思ったより短い。走ってる時の、100mの最後の一歩の、踏み切る前の、身体がふっと軽くなるあの一瞬とちょっと重なる感じ。ちょっと重なる、くらいで置いておく。全部同じですって決めちゃうと、たぶん、走ってる時、身体が固くなる気がする。
青緑の鉛筆、記録帳に線を引くとほんとに細い。真琴ちゃんの並びの、私が書いた分の隙間に、ちゃんと入る。書き終わって、青緑の芯の先が、ちょっと減った。減った分だけ、真琴ちゃんの側の欄が、少し埋まった。それが、なんだか、いい感じだった。
お昼、凛ちゃんが窓の外の猫の話、先に出した。しっぽの先だけ動いてる茂み。私が軒下、って言ったら、掃除に回るのよ、って実務に落として、真琴ちゃんが軒下の点検を引き取って、話が閉じた。凛ちゃんが外の話を先に出すの、珍しい。追わないで受けとく。
中庭で記録帳の集計、みんなの週の数字を回す形。3時間くらいずっと座ってて、途中で薔薇の花びらが1枚、机の上に落ちてきた。よけずに、そのまま、隅に置いといた。落ちてきた側で、そのままにする、って、たぶんそれくらいのことでも、疲れたあとには少し嬉しい。
夜のラウンジの千鶴ちゃんの湯呑みの並び方、指ひとつぶん下、って高さで、5人分揃ってた。私の分もそこにあった。麦茶、氷少なめ。飲んで、少しだけ、明日の身体が軽くなる気がした。それか、単に、お腹いっぱいだっただけかも。