二回消した
消しゴムの音が、二回しました。
きょう書こうとしていたのは、
今週の泳ぐ本数の割り振りです。
三週目に入って、
体が少し重くなってきています。
去年までの私なら、
重いときこそ本数を足しました。
父のメニューには、
そう組んである週がありましたから。
でも、いまの私はひとりで決めます。
だから、こう書きました。
木曜、本数を落とす
書いて、消しました。
もう一度書いて、
もう一度消しました。
理由は、はっきりしています。
記録会の日付が分からないからです。
いつ落とすかは、
いつ泳ぐかから逆に決まります。
終わりの日が決まっていないのに、
真ん中の一日だけ先に決めるのは、
私には順序が逆に思えます。
……えっと、たぶんこれは、
言い訳でもあるのだと思います。
落とす、という言葉を
自分のノートに書くのが、
ちょっとこわいのです。
消しゴムのかすを集めて捨てて、
きょうはノートを閉じました。
明日には掲示が出るでしょうか。
出たら、私は書けるでしょうか。