みしみしの日
みし、って音がした気がした。
朝、ベッドから起きるとき。
葵の全身から。
十種目ぶんの筋肉痛が、
一晩でまとめて来ました。
階段は一段ずつ。
くしゃみをすると、お腹が痛い。
でもこれ、ちゃんと
がんばった印だから、
ちょっと誇らしいの。
お昼に、掲示板を見に行った。
きのうの記録会の紙が
貼ってあって、
五人の数字が並んでる。
秒のひと、メートルのひと、
本数のひと、周のひと。
単位がばらばらなのに、
一枚の紙に並んでると、
なんだかチームの成績表みたいで、
嬉しくなって、
上から順に音読してたら、
「音読、禁止!」
って、凜に怒られました。
えー。
いい数字って、
声に出したくなるじゃない?
でも凜、止めに来るまでの間、
ちゃんと最後まで
聞いてた気がするんだよね。
夜ごはんはシチューと
バターロールでした。
パンをちぎろうとしたら、
腕がまた、みしって——