表紙、私の言葉で
金曜。
周期のログの表紙を、私の言葉で書き直した。
父の口ぶりの単語を消した。
共有のために開けると決めた以上、
表紙も揃える——一貫性のため。
御影に、今夜3人でログを開くか、
と訊かれた時、『喜んで開く』と返せた。
父の下では『開く』が評価だった値を、
共有の言葉に置き換えた瞬間。
私の内側の言葉の在庫が、更新された。
千鶴が『参加してもいい?
』と訊いてきた時、『初めから並びの中』と返した。
父の口ぶりでは『所属』が評価だった。
今は、居ること自体を認められる。