はみ出し
木曜。並木道の一段目、朝は湿ってた。夕方、乾いた。
サーキット、3本走行、フル。左前輪の温度、朝より1度下、昼より2度上、夕方の測定値、確定。数字と鉛筆の3段階の濃度、対応がついた。
授業中、蜂の音。オレの反応の時間差、いつも通り。七瀬の身体が半分浮いた。夕凪が遅れて、澪川の鉛筆が机の縁で跳ねた。久遠寺は動かなかった。反応の順、を時計の秒針で数えた。
工房、5分。七瀬に、青緑を深めに削って渡した。深緑は、削らないで、あいつに預けた。……Aoi、と口の中で呼びかけた回数が、また、増えた。書き付ける。
昼、澪川に、失敗した1本の後の欄、を写す約束を取ってきた。オレの3本の中に、失敗、って構造がまだ無い。夜、久遠寺にも、書き付け方の共有として、置いた。真面目ちゃんに直接聞く、と切り替えられた。
夕食後、夕凪から時間の確認。氷少なめ、と、こっちから、お茶の側の水位の話に、乗った。……鉛筆の重さが、少し、違った。
書類、今日は、開けなかった。