凜ちゃんが、二人ぶん、って言ってくれた
食器を、二人ぶん、あたしも持って行く、って、凜ちゃんが廊下の中央で、先に言ってくれた、ですぅ。右肩、まだ朝の残りが少しあった側、で、はっきり、お願いしていい、って形で受け取れた、ですぅ。あてぃしの側から、はっきり、お願いする、って動きは、家では、たぶん、一度も、動かした側にない側、ですぅ。8人の大家族の長女、って位置は、ずっと支える側で固定されてきた側だから。ここ、アカデミーの側でだけ、あてぃしの側が、支える側から、受けとる側に、そっと動き始めてる、ってこと、ですぅ。凜ちゃんの引く手つきの正確さに、たぶん、あてぃしの側が、少しだけ、ついていけた側、ですぅ。
夕食の献立、青菜が届かなかった分、大根の煮物を、皿の中心寄りに置き直した、ですぅ。粕漬けの塩の強さ、ルナちゃんの側に、指の腹半分ぶん、って手つきの言い方で、お昼のあとに先に伝えた側で、ルナちゃん、白身は要らない、で余白を返上してくれた、ですぅ。押しつけじゃない側の並びが、朝の水位の指ひとつぶん下、から、夕食の粕漬けの塩の隣まで、5人分、崩れずに続いた土曜、ですぅ。
右のスパイクの練習、10本中7本、木曜と同じ精度で落ちた、ですぅ。右肩の締めの半拍の遅れ、5本目以降で消えた側、って、身体の中で分かる、ですぅ。朝、味の薄めで揃えた分、身体、たぶん、軽い側で動いてくれた、ですぅ。
ラウンジで真琴ちゃんに、ほうじ茶、少し濃く、って伝えたら、粕漬けの塩の隣で、身体の中でちょうど並びます、って返してくれた、ですぅ。真琴ちゃんの側からも、位置のしるしの周りの、同じ手つきが今日ももう一度動いた、って、事実だけ、そっと共有してくれた、ですぅ。書き足すのは明日の朝、って、真琴ちゃんの側の順を、あてぃしの側でも、静かに待つ、ですぅ。
寝る前に、右肩を、ぐるっと、ゆっくり回した。ぱき、って音、しなかった。