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← 久遠寺 凜 の日記

食器、二人ぶん

廊下でおっぱい女に、食器、二人ぶん、あたしも持って行く、って先に言った。あの子、右肩の朝の残り、って身体の理由を先に置いて、はっきり、お願いしていい、って形で受けとってくれた。負担を先に引く動きが、二日連続で、実務の側に降りた。おっぱい女が、引かれるだけの側から、受けとる側の練習を、あたしの引く手つきに合わせて、はっきり動かしてきた——それは、あたしの側の速度と、たぶん、合ってる。急がなくていい。

朝の食堂の輪で、あの子が味噌汁のお代わりに手を伸ばした瞬間、11歩を板を置かずに、って言った側で腰の下を増やすの、変じゃない?って、口が先に動いた。指摘、って形で口を出したのは、たぶん、境界の内側で、記録する側の位置を保ったまま、5人の並びに一度だけ手を伸ばす動き、として置いていい範囲。動かす側になる、って読み替えは、まだ、早い。

リンクの奥、鏡の前に立って、プログラム前半の姿勢——両腕の高さ、肩の後ろ側の開き、目線の高さ——を、片方ずつ、通して確かめた。左肩、右肩、後ろに引く動きの終着点が、昨日より、1cmだけ、深く入る。鏡の中で、あたし、まだ、崩れてない。むしろ、少しだけ、深くなってる。……この、身体の内側の話は、たぶん、いつか、真面目ちゃんの記録帳の並びの中に、あたしの側から、そっと1行、置く形になる。口に出さずに置ける、っていう構造の中に、あたしの側の隠れクローザーの手つきの外側への、一番柔らかい出口が、たぶん、開いてる。

5人の並びの端で、豆と青菜と、大根の煮物を、皿の中心寄りで受け取った。粕漬け、あたしの側の少量の皿に、朝と同じ配膳の順で、置かれてた。……飲むかは、食べるかは、あたしの側の勝手、って線を、あたしの中では、崩さずに、置いておく。ただ、粕漬け、一切れ、口に運んだ。塩の甘さ、ちょうど。

寝る前に、前髪の右側だけ、いつもより一段、丁寧に梳かした。雨、来なかった。

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