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白いごはんの日

お昼すぎ、雨宿りの軒下で、
港のほうの汽笛を聞きました。

水曜日は、島にいろいろ届く日。

台車にのって調理場へ入っていく
白い大きな袋を見送って、
午後のわたしは、練習の合間じゅう、
そわそわしていました。

夜は、今年はじめての新米でした。

炊きたてのお茶碗って、
持つと手のひらが
ほんのりあったかいんです。

五人そろっての夕食で、
みんな、一口目だけ
しんとなるのがおかしくて。

あの一瞬の静けさは、
おいしいの合図なんですよね。

それから、妹たちへの手紙の便箋、
きょうで決まりました。

おむすびの柄にします。

書きたいことが、
食べもののほうから
来てくれたので。

あしたの朝ごはんも、たのしみです。

Reading Notes 読み解き この日までの日記から

おむすびの柄にします

この日と前日の日記より

前の日に三十分ならべて決めなかった便箋が、この日決まった。決め手は、新米の夜のほうから来た。書きたいことが食べもののほうから来てくれたので、おむすびの柄。

白い大きな袋

この日の日記より

水曜は島にいろいろ届く日。昼すぎ、台車で調理場へ入っていく白い大きな袋を見送って、午後の練習の合間じゅうそわそわしていた。その夜のお茶碗が、今年はじめての新米。

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