三通、夜まで
封筒が三通、届きました。
妹がふたりと、弟がひとり。
ちょうど三人ぶんです。
供給船の日は、名前を呼ばれて
郵便を受け取ります。
わたしの名前が三回続いたので、
胸のあたりがそわそわしました。
午前はみんなで、
ルナちゃんの荷物を桟橋へ。
タイヤは思ったとおり重くて、
でも思ったより扱いやすかったです。
抱えるより、転がすほうが速いと
途中で気がつきました。
積み込みのとき、
荷札が一枚足りませんでした。
工具箱の分だけ、
ルナちゃんが油性ペンで書きました。
宛先と、名前と、
それから「壊れもの」の四文字。
字が、想像していたよりも
ずっと丸かったです。
封筒は、机の上に伏せてあります。
サーブ練が終わって、
おふろに入って、
この日記を書き終えたら、読みます。
楽しみは、手順のいちばん最後に
持ってくるものですから。
明日の朝には、たぶんもう
お返事のことを考えはじめています。