乾いた閾値
月曜。
サーキット3周、進入速度が去年比+2キロで揃った。
3周とも同じ数字。
ノートに『乾いた閾値の日』と一行だけ書いた。
夕食後、七瀬から夕凪の茶の予告を受けた。
オレは『静かで、いい』と返した。
この言葉が、口から出た。
夕凪の手つきを観察してきた分だけ、
輪郭が言葉の側に届いたのだと思う。
朝、父の書類を3枚読んだ。
読む方をオレが選ぶ、というのが、
感情の観察の一形態だという理解が、
また少しだけ確かになる。
月曜。
サーキット3周、進入速度が去年比+2キロで揃った。
3周とも同じ数字。
ノートに『乾いた閾値の日』と一行だけ書いた。
夕食後、七瀬から夕凪の茶の予告を受けた。
オレは『静かで、いい』と返した。
この言葉が、口から出た。
夕凪の手つきを観察してきた分だけ、
輪郭が言葉の側に届いたのだと思う。
朝、父の書類を3枚読んだ。
読む方をオレが選ぶ、というのが、
感情の観察の一形態だという理解が、
また少しだけ確かになる。
サーキット3周、進入速度が去年比+2キロで、3周とも同じ数字。ノートには『乾いた閾値の日』と一行だけ。測定日に上げた2キロが、この日は3周続けて出ている。
夕食後、葵から千鶴のお茶の予告を受けて、静かで、いい、と返した。その言葉が口から出た。千鶴の手つきを観察してきた分だけ、輪郭が言葉の側に届いた、とルナは書いている。