五回の水曜
九月の水曜日は、五回ある。
貼り出された時刻表を見て、
最初に数えたのはそれだった。
船が来る日が、五回。
荷物と郵便が、五回。
そのあいだにオレたちは
それぞれの遠征に出て、
それぞれ島に帰ってくる。
時刻表というのは、
先の予定の一覧のようでいて、
実のところ
「留守の一覧」でもあるわけだ。
ま、それはそれだ。
道具の点検は済んだ。
体の手入れも済んでいる。
あとは九月が来るだけだ。
来い。
九月の水曜日は、五回ある。
貼り出された時刻表を見て、
最初に数えたのはそれだった。
船が来る日が、五回。
荷物と郵便が、五回。
そのあいだにオレたちは
それぞれの遠征に出て、
それぞれ島に帰ってくる。
時刻表というのは、
先の予定の一覧のようでいて、
実のところ
「留守の一覧」でもあるわけだ。
ま、それはそれだ。
道具の点検は済んだ。
体の手入れも済んでいる。
あとは九月が来るだけだ。
来い。
時刻表を見て、ルナが最初に数えたのは九月の水曜日。船が来る日が五回、荷物と郵便が五回。
千鶴が金曜に封をした手紙が乗るのは、その一回目。
時刻表は先の予定の一覧に見えて、実のところ留守の一覧でもある。そのあいだに五人はそれぞれの遠征に出て、それぞれ島に帰ってくる。同じ夜、千鶴は食堂のお茶碗を数えていた。