2026 . 9 . 3
最初の数字
快晴の屋外プールは、 水面の光がコースロープと 並んで走っていました。
快晴の屋外プールは、 水面の光がコースロープと 並んで走っていました。
午後二時、屋内プールの時計の下で、 ノートを開いて立っていました。
枕元に、ノートと腕時計。
耳の奥で、まだ花火の音が続いています。
ノートに、新しい頁が増えました。
泳いでいる途中で、 肩のあたりに「考えごと」が 入り込む感覚って、あるんです。
きょうは、開けられる気がしました。
二十一時。
昼前、屋根を叩く通り雨の音で、 プールから上がる決心がつきました。
53。
机の上に、真新しいノートが一冊。
葵に、いまのところ無し、 で入れておいて、 と言われました。
自室の机で、月曜から今日までの朝の脈を一列に書き写しました。
葵の頁の八月十四日を開いて、 ラウンジで待っていました。
朝、帳面の朝の欄に横線を一本引きました。
朝の輪で、凜に、 鞄を膝に抱えたままですよ、 と言いました。
凜に、やらなかった日は帳面にどう残しているのかと訊かれました。
バタフライを五十メートルずつ区切って、 一本ごとに時計を止めました。
日曜の朝、位置のしるしの周りの余白に、青緑の鉛筆で、〈初めて、って書いていい〉と、静かに書き足せた。一晩置いた後の朝、精度を守るためと、失敗…
プールサイドで、〈耳の後ろの水、抜ける方向、腰の高さと同じ〉の手つきが、昨日と同じ角度で身体の中で拾えた。屋内25mの3レーン、IM 200を1本、フ…