2本。
数字というのは、 できたことしか数えない。
机の上に、 きょうの測定の控えが一枚。
快晴の屋外プールは、 水面の光がコースロープと 並んで走っていました。
午後二時に始めて、 ぜんぶ終わったのは夕方すぎ。
朝の八時。
午後の売店で、 棚を入れ替える音がしていた。
ぼーっ、と汽笛が聞こえて、 ああ、水曜日だ、って思いました。
午後二時、屋内プールの時計の下で、 ノートを開いて立っていました。
朝、外に出たしゅんかん、 うでの表面がすーすーした。
九月の氷は、八月の氷より ちょっとだけ機嫌がいい。
サーキットの路面に、 薄い雲の影が乗っていた。
「きのうの金魚、元気かなあ」
枕元に、ノートと腕時計。
「葵、その教科書、さかさまです」
部屋の隅に、今夜の浴衣が掛けてある。
19時ちょうど、漁港の空で一発目が鳴った。
指のはらに、 帯がきゅっと締まるときの感触が まだ残っています。
耳の奥で、まだ花火の音が続いています。
最後の日って、どう使うのが正解なんだろう。
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