指先が、お昼になっても、まだ少し冷たかった。
10ミリのスパナ。
「ちーちゃん、見学に来たよー!」
図書塔の三階の窓から、 晴れた海が、遠くまで見えていました。
スパナって、思ってたより重い。
三分から、五分。
雲が低くて、サーキットの向こうの海と、 空の境目が見えなかった。
二回。
ゴーグルが、机の上で乾いています。
「くさっ! ……あ、でもこれ、食べられるやつ!」
リンクの壁に、丸い時計がかかってる。
キィ、と後ろのタイヤが鳴いた。
ひとつかみ、って、 どのくらいのことなんでしょう。
十九時。
99:59。
カリ、カリ。
計るのは、簡単だ。
お昼すぎのラウンジは、 窓からの光で、床が白っぽく見えました。
腕が、水を軽くつかみました。
十三時すぎ。
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